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投稿:2015年12月30日

【情報ご提供資料】 「 2016年の中国経済の見通し  成長率は6.5%程度へ減速【デイリー】」

【情報ご提供資料】「2016年の中国経済の見通し
 成長率は6.5%程度へ減速【デイリー】」

: 三井住友アセット(PDF版はこちらをご覧ください。)



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2016年の中国経済の見通し  成長率は6.5%程度へ減速【デイリー】
2015年12月30日


【ポイント1】15年の成長率は6%台へ
5回の利下げで景気サポート

■15年の中国のGDP成長率は、輸出減、不動産投資の抑制、設備過剰業種の生産調整などにより前年比6%台に減速する見込みです。一方、小売などのサービス業は底堅く、景気を支えました。

■中国人民銀行(中央銀行)は、15年中5回の利下げなどの金融緩和で景気をサポートしました。物価が概ね1%台の低位であったことも積極的な金融緩和を後押ししました。


【ポイント2】16年は6.5%程度へ
構造調整継続し、「新常態」へ

■12月に開催された中央経済工作会議では、構造改革と中高速の成長の両立した「新常態」を目指す方針を確認しました。共産党と政府は、(1)過剰生産能力の削減、(2)企業コストの低減、(3)不動産在庫の削減、(4)技術革新の推進、(5)金融のリスク管理強化、の5つの政策に重点を置くとしました。

■習主席は次期5カ年計画の草案公表時に、20年まで最低年6.5%以上の成長率を保つと明言しました。物価は引き続き低位での推移が予想されます。


【今後の展開】追加緩和と積極財政のサポートで、バランスのとれた成長へ
■中国人民銀行は、政策金利である貸出金利の引き下げなどで、景気を支えると見込まれます。貸出金利の引き下げは、企業の資金調達コストを引き下げる狙いもあると見られます。

■中国政府は、積極的な財政政策により、5つの重点政策を推進することが見込まれます。その結果、財政赤字のGDP比は拡大する方向です。

■対外開放を推進する新シルクロード「一帯一路」戦略、一人っ子政策の廃止、都市政策の見直しなど、中長期の成長戦略に引き続き力点が置かれ、政策対応で景気の失速は回避されると予想されます。

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■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
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