【情報ご提供資料】「ムーディーズがブラジル国債を非投資適格級に格下げ【デイリー】」
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ムーディーズがブラジル国債を非投資適格級に格下げ【デイリー】2016年2月25日
【ポイント1】2段階の格下げ
大手すべてで投資適格級を失う■大手格付け会社ムーディーズは24日、ブラジル国債の格付けを従来のBaa3(BBB-に相当)から2段階格下げし、Ba2(BBに相当)としました。また、格付け見通しは弱含みとしました。
■ムーディーズの格下げにより、ブラジル国債は大手格付け会社3社すべてで投資適格級(BBB-、Baa3)の格付けを失うこととなりました。
【ポイント2】株式市場は1.0%の下落
レアルは対米ドルで小幅高■ムーディーズによる国債格下げの発表を受け、ブラジルレアルは下落しましたが、その後持ち直し、対米ドル、対円ともに24日の引け値は、ほぼ前日と同じ水準となりました。株式市場(ブラジルボベスパ指数)は前日比1.0%下落、10年国債利回りは0.06%上昇(価格は低下)となりました。
■ムーディーズは格下げ方向で見直しに入ったことを公表していました。市場では同社の格下げを時間の問題ととらえていた向きが多かったことから、発表当日の市場下落が比較的小幅にとどまったと見られます。
【今後の展開】市場は中国景気などを注視■ムーディーズは、格下げの理由として景気低迷の長期化(同社は16年から18年の実質GDP成長率を平均年▲0.5%と予想)や、政治の混迷などから財政状況の悪化が続く、との見方を挙げました。
■財政・経済の構造改革が遅れており、一段の格下げリスクが残ります。ただし、投資家の格付けへの関心は薄れつつあり、ブラジル市場にとっては中国景気や資源価格の動向などが注目点になりそうです。
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