【情報ご提供資料】「米国のISM景況感指数(2016年3月)
製造業、非製造業とも上昇局面に入ったことを示唆【デイリー】」
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米国のISM景況感指数(2016年3月)
製造業、非製造業とも上昇局面に入ったことを示唆【デイリー】2016年4月7日
【ポイント1】製造業指数は続伸
新規受注が大幅に上昇■2016年3月のISM製造業景況感指数は、総合指数が51.8ポイントとなりました。好不況の分岐点となる50ポイントを上回ったのは、15年8月以来7カ月ぶりのことになります。
■総合指数を構成する5指標のうち、先行性のある新規受注指数が急上昇したほか、生産指数や、製品需給の逼迫度合いを示す入荷遅延指数も改善するなど、内容も良好でした。
■新規受注指数と在庫指数の動きから判断すると、製造業の在庫調整は一巡し、拡大局面に入ったと見られます。
【ポイント2】非製造業指数も上昇
拡大基調を持続■一方、3月の非製造業景況感指数は前月比1.1ポイント上昇の54.5となりました。
■指数は50ポイントを超える水準で、鈍化傾向にありましたが、再び上昇軌道に戻ってきました。非製造業の拡大ペースが再加速しつつあることを示唆するものです。
【今後の展開】緩やかな利上げ継続へ■ISM景況感指数から判断すると、まず製造業が今年の1月-3月頃に底入れし、その後を追うように非製造業が拡大のペースを加速させてきたもようです。米国経済も今後、成長速度を速める可能性が高いと見られます。
■米景気の拡大を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを継続すると予想されます。ただ、物価上昇率がFRBの目標とする+2%を下回っていることなどから、そのペースは緩やかなものにとどまると見られます。
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