【情報ご提供資料】 佳境を迎える「大統領候補」の指名争い(米国)【キーワード】
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佳境を迎える「大統領候補」の指名争い(米国)【キーワード】2016年4月22日
<今日のキーワード>
米国の「大統領候補」指名争いは、民主党、共和党とも、各州に割り当てられた代議員を獲得するレースです。代議員の総数は民主党が4,765人、共和党が2,472人で、大統領候補として正式指名を受けるには、両党とも7月の全国大会で代議員の過半数を獲得しなければなりません。4月19日のニューヨーク州予備選が終了した時点で、民主党はクリントン氏、共和党はトランプ氏が獲得議員数でリードしています。
【ポイント1】大票田のニューヨーク州予備選が終了
民主党はクリントン氏、共和党はトランプ氏が勝利■民主党の最有力「大統領候補」のクリントン氏と、共和党でトップを走るトランプ氏は、このところ連敗を喫していましたが、ともに地元ニューヨーク州で巻き返しに成功しました。
■現地の有力メディアCNNが集計した、これまでの各候補者の獲得代議員数は、民主党がクリントン氏1,930人、サンダース氏1,223人、共和党はトランプ氏が847人、クルーズ氏が553人、ケーシック氏が148人などとなっています(日本時間4月20日14時15分現在)。
【ポイント2】民主党はクリントン氏が「大統領候補」に指名される見込み
共和党は候補者確定までに時間を要する見通し■民主党の代議員には、各州の予備選などの結果が反映される一般代議員と、党の重鎮などから選ばれる特別代議員の2種類があります。このうち代議員全体の約15%を占める特別代議員の多くは、クリントン氏を支持しています。一般代議員数でも、これから予備選を迎える州のうち、カリフォルニア州など多数の代議員を抱える州の多くで、クリントン氏が優勢です。同氏が過半数を制するのはほぼ確実な情勢です。
■一方、共和党はトランプ氏が優位に立っていますが、過半数獲得までには、まだ時間がかかる見通しです。
【今後の展開】各候補の掲げる政策に注目■現時点ではクリントン氏が有利
各種世論調査などから判断すると、最終的にはクリントン氏が大統領選挙で勝利する可能性が最も高いと考えられます。日米株価への影響は小さいでしょう。
■クリントン氏はTPPに反対の立場
クリントン氏の場合、おおむね現政権の政策を継続すると見られますが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)には反対の立場であり、注意が必要です。
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