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投稿:2016年04月22日

【情報ご提供資料】 「トルコの金融政策(2016年4月) 金利誘導レンジの上限を引き下げ」

【情報ご提供資料】「トルコの金融政策(2016年4月)
 金利誘導レンジの上限を引き下げ【デイリー】」

: 三井住友アセット(PDF版はこちらをご覧ください。 672KB)



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トルコの金融政策(2016年4月)
 金利誘導レンジの上限を引き下げ【デイリー】

2016年4月21日


【ポイント1】上限金利を0.50%引き下げ
主要な政策金利は据え置き

■トルコ中央銀行(以下、中銀)は20日、金利誘導レンジ上限の翌日物中銀貸出金利を0.50%引き下げ、10.00%とすることを発表しました。足元で世界的に金融情勢が安定化しつつあり、中銀はこうした環境下、金利誘導レンジを広く維持する必要性が低下したと判断しました。

■一方、主要な政策金利である1週間物レポ金利は7.50%に、金利誘導レンジの下限の翌日物中銀借入金利は7.25%に、それぞれ据え置きました。


【ポイント2】金融引き締め姿勢を継続
景気は安定的に拡大

■3月の消費者物価指数は前年同月比+7.46%で、2カ月連続で低下しましたが、中銀の物価目標を上回っています。低下の主因は食品価格の下落であり、それを除いたインフレの改善は限定的です。中銀は金融引き締め姿勢を続ける方針です。

■また、景気に対しては、地政学的リスクの高まりはあるものの、ユーロ圏からの需要が輸出を支え、銀行貸し出しも順調に伸びており、先行指標を含めた最近の経済指標は緩やかながらも安定した景気拡大を示唆しているとの見方が示されました。


【今後の展開】リラは底堅い推移継続へ
■中銀総裁は新任のチェティンカヤ氏に変わりました。市場の一部に見られた金融緩和方向にスタンスを変えるとの懸念は一旦は払拭された模様です。安定的な経済成長、引き締め姿勢の金融政策を受け、リラは堅調な推移が続くと見られます。

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