【情報ご提供資料】「米国の金融政策(2016年5月)
近く利上げに踏み切る見通し【デイリー】」
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米国の金融政策(2016年5月)
近く利上げに踏み切る見通し【デイリー】2016年5月31日
【ポイント1】近い将来の利上げが妥当
利上げは慎重に行われよう■米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、5月27日の米ハーバード大学での討論会で、「金融当局が時間をかけ緩やか、かつ慎重に政策金利を引き上げていくのは妥当」と述べ、「今後、数カ月のうちに行うのが適切になるだろう」と語りました。
■「米国の経済は改善を続けており、労働市場の改善と並行して、エネルギー価格の下落、ドル高といった一時的な要因が一巡すれば、物価上昇率は今後、数年間で目標の2%に到達する」見通しであることが、その理由です。
【ポイント2】5月の雇用統計が鍵
英国の国民投票には要注意■6月3日公表予定の5月の雇用統計で、米国労働市場の改善持続が確認されれば、6月14日、15日ないし7月26日、27日開催予定の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される可能性が高いといえます。
■6月23日には、英国で欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票が実施されます。投票をめぐる不透明感の高まりが、国際金融市場に混乱をもたらすリスクには要警戒です。
【今後の展開】株価は景気拡大を織り込む展開になる見込み■5月半ば以降、FRB高官から利上げに関する発言が相次ぎました。今回のイエレン議長の発言内容は、それに沿ったものといえます。5月初旬には利上げ期待の織り込みはほとんどありませんでしたが、高官発言を受けてドル、長期金利は上昇しています。
■一方、株価も上昇しました。原油価格の値上がりもあり、リスク選好度が高まったためです。米経済の持続的な拡大に加え、需給改善などを受けて原油価格の底堅い推移が見込まれることから、しばらくリスク選好度は高い水準を維持する可能性があります。
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