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投稿:2016年06月06日

【情報ご提供資料】 「ECBの金融政策(2016年6月) 金融緩和を継続」

【情報ご提供資料】「ECBの金融政策(2016年6月)
金融緩和を継続:世界の金融市場の安定に貢献【デイリー】」

: 三井住友アセット(PDF版はこちらをご覧ください。 637KB)



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ECBの金融政策(2016年6月)
金融緩和を継続:世界の金融市場の安定に貢献【デイリー】

2016年6月3日


【ポイント1】現状維持を決定
3月の追加緩和効果を見極め

■欧州中央銀行(ECB)は2日の理事会で、政策金利、預金金利を、それぞれ0.00%、▲0.40%に据え置くことを決定しました。3月に決めた包括的な金融緩和策の効果を見極める姿勢を示しました。3月に決定した、社債の買い取りは6月8日から始め、銀行への資金供給は22日から行います。


【ポイント2】経済見通しを上方修正
総裁は従来通り緩和姿勢

■ECBは2日に公表した経済予測で、2016年の実質GDP成長率、物価上昇率を、それぞれ1.6%、0.2%とし、3月時点よりやや上方修正しました。これは、足元のGDP成長率の上振れや原油価格の上昇を受けたものであり、ECBが先行きに対して強気になっているわけではないと見られます。

■ドラギ総裁は会見で、「英国の国民投票を含めた地政学リスクがある」とし、「物価安定を達成するために、あらゆる手段を講じる用意がある」と、従来通りの姿勢を示しました。


【今後の展開】年後半にも追加金融緩和が見込まれる
■ECBは当面、現状の金融政策を維持すると見られます。ただし、5月のユーロ圏の消費者物価は、前年同月比▲0.1%と、ECBの目標である2%を大きく下回っています。物価は今後も低位で推移すると見られるため、ECBは、年後半にも追加の金融緩和を行うと見込まれます。

■今回のECBの金融政策据え置きは、市場の見通し通りであり、為替、金利、株式の各市場では材料視されませんでした。「英国のEU離脱」リスクはあるものの、欧州の経済安定と超緩和的な金融政策がグローバルな金融市場のサポート役になることが期待されます。

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