【情報ご提供資料】「トルコでクーデター未遂
国民のエルドアン大統領支持の高さを再確認【デイリー】」
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トルコでクーデター未遂
国民のエルドアン大統領支持の高さを再確認【デイリー】2016年7月19日
【ポイント1】7月は据え置き■現地15日夜、トルコで軍の一部勢力がクーデターを試みました。エルドアン大統領の休暇中を狙ったこの試みは、一時、クーデター勢力が「国の権力を完全に掌握した」と宣言する等、政府転覆の可能性が懸念されましたが、政府側の対応とエルドアン大統領の呼びかけに応じた市民の反対もあってほぼ鎮圧され、未遂に終わったと考えられます。
【ポイント2】クーデターを受けリラ下落
トルコ株も大幅安■クーデターの発生を受け、トルコリラは対ドル、対円ともに売られ、対ドルでは2.89リラ付近から一時3.05リラ付近へ約5.5%下落し、対円では36.5円付近から34.4円付近へ約5.8%下落しました。週明け月曜日(7/18)のトルコ株式市場も下落し、イスタンブール100種指数は前日比7.1%安となりました。いずれも、トルコに対する投資家心理の冷え込みが表れました。
【今後の展開】エルドアン大統領は政治基盤を更に強化へ■クーデターが比較的短期間で収まったため、リラ相場はその後反発し、今のところ当初の下落を半分ほど埋める程度に回復しています。また、世界的にも金融市場の混乱には結びつかず、今回のクーデター未遂事件の影響はかなり限定的なものにとどまったと言えます。
■エルドアン大統領は、今回のクーデター未遂事件を自身の政治基盤の更なる強化に活用する模様です。また、大統領に対する国民の支持の高さが改めて示されており、短期的には事態の不安定化のリスクは低いと考えられます。中長期的には、エルドアン大統領がいかにトルコ国内の反対勢力を取り込んで行けるかが鍵となりそうです。
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