【情報ご提供資料】「ECBの金融政策(2016年7月)
現状維持:9月追加緩和を予想【デイリー】」
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ECBの金融政策(2016年7月) 現状維持:9月追加緩和を予想【デイリー】2016年7月22日
【ポイント1】現状維持を決定
政策金利、量的緩和を据え置き■欧州中央銀行(ECB)は21日の理事会で、政策金利、預金金利(金融機関がECBに余剰資金を預け入れた際に適用する金利)を、それぞれ0.00%、▲0.40%に据え置き、量的緩和の規模を維持することを決定しました。英国の欧州連合(EU)離脱選択後初めての理事会であり、追加緩和があるかが注目されましたが、現状の金融政策が維持されました。
【ポイント2】9月に経済見通しを修正
ドラギ総裁は追加緩和に含み■ドラギ総裁は記者会見で、ユーロ圏の金融市場は英国のEU離脱選択後の混乱を何とか乗り切ったとの見方を示す一方、「ユーロ圏の成長見通しが下ぶれするリスクがある」と指摘し、欧州経済の減速が避けられないとの見解を示しました。
■ECBが次に経済見通しを修正するタイミングは9月です。9月の理事会では、ユーロ圏の成長率が下方修正されることが見込まれる中、ドラギ総裁は「必要ならあらゆる措置を講じる」と述べ、追加緩和に含みを持たせました。
【今後の展開】9月の追加金融緩和が見込まれる■6月のユーロ圏の消費者物価は、前年同月比+0.1%と、ECBの目標である+2.0%を大きく下回っています。今後ユーロ圏の経済成長率が鈍れば、物価は一段と上がりにくくなります。このためECBは9月の理事会で追加緩和を行うことが見込まれます。
■ECBの追加緩和策としては、まず、17年3月までの実施が公約されている量的金融緩和の終了時期延長が挙げられます。更に、ECBの国債買い取り条件を緩めること等も考えられます。ECBの追加緩和が、英国のEU離脱に伴うユーロ圏経済への悪影響を和らげることが期待されます。
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