【マーケットレポート-米国】
米「大統領選挙」戦の現状は?(米国) 【キーワード】
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米「大統領選挙」戦の現状は?(米国) 【キーワード】2016年8月16日
<今日のキーワード>
11月8日に予定されている米大統領選挙の正式候補として、民主党はヒラリー・クリントン氏、共和党はドナルド・トランプ氏を指名しました。副大統領候補として、クリントン氏はバージニア州選出のティム・ケイン上院議員、トランプ氏はインディアナ州のマイク・ペンス知事を指名。今後、9月下旬から10月中旬までに予定されている計3回の大統領候補討論会、1回の副大統領候補討論会を経て、11月8日に大統領選挙を迎えます。
【ポイント1】党大会後の世論調査では、クリントン氏がリード
共和党大会直後にトランプ氏がリードするが、すぐに逆転■トランプ候補の支持率は、共和党の全国党大会(7月18日-21日)終了直後に、クリントン候補を上回りましたが、民主党全国大会(7月25日-28日)終了後に早くも逆転されてしまいました。
■調査会社RealClear Politics社によれば、直近の支持率はクリントン氏が47.8%、トランプ氏が41.0%と、クリントン氏が7ポイント近くリードしています。
【ポイント2】両候補とも好感度は低い
クリントン氏は私用メール問題がネック■トランプ氏は、隣国メキシコに対する差別的な発言や、最近では「オバマ大統領が過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の創設者」と述べるなど、問題発言を繰り返していますが、クリントン氏も国務長官時代の私用電子メール問題を指摘されており、好感度はさほど高いとは言えません。
■調査会社のギャロップ社が今年6月に行った調査では、全体の25%がクリントン、トランプ両氏とも好ましくないと回答しています。前回2012年の大統領選の候補者は民主党がオバマ氏、共和党がロムニー氏でしたが、この時の同調査では両候補者とも好ましくないと回答したのは全体の11%でした。
【今後の展開】現状ではクリントン氏優勢だが、議会運営には困難が伴う見通し■今後、大統領候補による討論会が9月26日、10月9日、10月19日の計3回、また10月4日には副大統領候補による討論会が行われる予定です。そして11月8日に、いよいよ本番の大統領選挙を迎えます。
■足元の支持率から判断する限り、大統領選挙はクリントン氏が勝利しそうです。ただし、同時に実施される議会選挙での、下院の共和党優勢は崩れそうにありません。クリントン氏が大統領に就任しても、議会の運営には困難が伴うと予想されます。
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