【マーケットレポート-日本】
日本のGDP(2016年4-6月期速報値)
住宅投資や個人消費により、底堅く成長【デイリー】
:三井住友アセット(PDF版はこちらをご覧ください。 567KB)*********************************
日本のGDP(2016年4-6月期速報値)
住宅投資や個人消費により、底堅く成長【デイリー】2016年8月15日
【ポイント1】4-6月期は前期比0.0%
年率ベースで2四半期連続の増加■内閣府が15日発表した2016年4-6月期の実質GDP成長率(一次速報)は前期比0.0%(前期比年率+0.2%)となりました。年率ベースでは2四半期連続のプラス成長となりました。1-3月期の同+0.5%(同年率+2.0%)から減速しましたが、1-3月期の成長率がうるう年の影響などで押し上げられており、その反動を除けば4-6月期は底堅い成長と言えそうです。
【ポイント2】住宅投資や個人消費が増加
外需(純輸出)はマイナス寄与■4-6月期はマイナス金利政策の影響から住宅投資が前期比+5.0%と前期(同▲0.1%)から大きく増加したことや、個人消費が同+0.2%(同+0.7%)と2四半期連続のプラスとなったことが全体を下支えしました。また、2015年度補正予算の進捗により公共投資も同+2.3%と高めの伸びとなりました。
■一方、外需(純輸出)の前期比寄与度は▲0.3%と4四半期ぶりのマイナス寄与となりました。主に財輸出の減少が要因です。
【今後の展開】大型経済対策や日銀の追加緩和期待により景気は持ち直しへ■4-6月期は熊本地震や英国のEU離脱選択等により成長率が押し下げられたと考えられますが、今後はこうした要因は落ち着いていくと見られます。一方、8月2日に閣議決定された総額28兆円超の大型経済対策の実行とその効果発動や、日銀による更なる緩和への期待が続くことが見込まれます。7-9月期以降は、金融市場の急激な不安定化や海外景気の変調などがなければ、日本経済は持ち直しに向かうと思われます。
*** *** ***
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。
当資料は、投信委託会社が投資者の皆さまへの情報提供を目的として作成したものであり、特定の投資信託等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
|
|