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投稿:2016年09月26日

【マーケットレポート-インドネシア】 インドネシアが今年5度目の利下げを発表: HSBC投信

【マーケットレポート-インドネシア】
インドネシアが今年5度目の利下げを発表
: HSBC投信


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インドネシアが今年5度目の利下げを発表
金融緩和継続が見込まれる中、当社は引き続きインドネシア債券市場に強気


HSBC投信株式会社
2016年9月23日



▼インドネシア銀行(中央銀行)は22日(木)、政策金利を0.25%引き下げ5.00%に
▼インフレ率が低下傾向を辿る中、中央銀行は国内景気の下支えを目的に金融緩和の継続を示唆
▼当社は引き続きインドネシア債券市場に強気なスタンスを堅持


今年5度目の利下げを実施
▼インドネシア銀行(中央銀行)は、22日(木)の月例理事会で、市場の予想通り、政策金利である7日物リバースレポ金利を0.25%引き下げ、5.00%とすることを決定しました(実施は23日)。利下げは今年5度目となります(図表参照)。理事会後の声明文で、インフレ率が低下傾向を辿り、足元で+2.8%と中央銀行目標レンジ(4±1%)下限を僅かに下回る中、中央銀行は引き続き利下げを通じて国内景気を下支えする姿勢を示しました。また、今年の実質国内総生産(GDP)成長率予想については+4.9-5.3%を維持しました。
▼なお、中央銀行は今年8月の月例理事会で、政策金利を「レファレンス金利」から「7日物リバースレポ金利」へと変更しました。また、翌日物預金ファシリティ金利(下限金利)および貸出ファシリティ金利(上限金利)の幅である「金利コリドー」が、政策金利から上下各々0.75%となるよう設定することを発表しています。
▼今回の政策金利の引き下げでは、下限金利および上限金利も同じく0.25%引き下げられ、各々4.25%、5.75%となっています。

当社の運用担当者はインドネシア債券市場に強気のスタンスを堅持
▼インドネシア債券の利回りが相対的に高いこと、インフレ率が低下傾向にあること、経常収支の赤字幅が縮小していること、通貨ルピアが比較的安定して推移していることから、インドネシア債券市場を取り巻く投資環境は良好と考えます。
▼また、中央銀行は9月上旬に、民間銀行の貸出しの伸びが弱含んでいることを指摘しており、今後も金融緩和により、銀行貸出の促進を後押しすると見られます。
▼中央銀行による金融緩和の継続は、インドネシア債券市場にとり引き続き支援材料になると見ています。
▼さらに政治面では、7月1日から施行されたタックス・アムネスティ(税務恩赦)法*の影響で、国内への資金還流が増加しており、今後は税収増を通じた財政収支改善が期待されます。(*租税回避を目的に海外に資産を滞留するケースなど、資産や所得を過去に正しく申告していなかった納税者が自主的に開示・申告を行うことで加算税の減免や刑事告発の免除を得られる現地の法律)
▼以上から、当社はインドネシア債券市場に強気の見方を堅持し、引き続き中長期債を選好します。

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当資料は、投信委託会社が投資者の皆さまへの情報提供を目的として作成したものであり、特定の投資信託等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
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