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投稿:2017年07月28日

【マーケットレポート-ブラジル】 ブラジルの金融政策(2017年7月)

【マーケットレポート-ブラジル】
ブラジルの金融政策(2017年7月)
前回同様1.00%利下げ、今後も利下げが続く【デイリー】

:三井住友アセット(PDF版はこちらをご覧ください。 591KB)


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ブラジルの金融政策(2017年7月)
前回同様1.00%利下げ、今後も利下げが続く【デイリー】

2017年7月27日

【ポイント1】政策金利を1.00%引き下げ
7会合連続の利下げ

■ブラジル中央銀行(以下、中銀)は、7月26日の通貨政策委員会で、政策金利を1.00%引き下げて、9.25%とすることを全会一致で決定しました。前回に続く1.00%の利下げは市場予想(ブルームバーグ集計)の通りでした。利下げは7会合連続で、昨年10月以降の利下げ幅は累計で5.00%となりました。


【ポイント2】利下げが続く見込み
インフレの鎮静化傾向が続く

■中銀は声明文で、経済の不透明要因が増えているにも拘らず影響は限られたため、前回と同じペースの利下げを実施したと説明しました。

■最近の物価動向は好ましいと評価しています。6月の消費者物価は前年同月比で+3.0%と一段と鈍化し、インフレの沈静化傾向が続いています。

■中銀は物価の予想調査などに基づき、2017年は前年比+3.6%、2018年は同+4.3%と、中銀の物価目標レンジ(同+4.5%±1.5%)に収まると想定しています。また、次回の会合でも同じペースで利下げを行う可能性があると表明しました。


【今後の展開】レアルはレンジ内の動き
■通貨レアルは、2016年5月のテメル政権誕生以来、経済・財政改革やインフレ率低下が進むなか、堅調に推移してきました。しかし、今年5月にテメル大統領に汚職隠ぺい疑惑が浮上し、政治の混乱や財政改革の遅れを嫌気した売りから調整しました。その後テメル大統領の辞任・弾劾の可能性が後退し、レアルは落ち着きを取り戻しつつあります。政治リスクに上値を抑えられるものの、中銀の指摘通り、ブラジル経済は改善基調にあるため、レアルは当面レンジ内での動きとなりそうです。

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当資料は、投信委託会社が投資者の皆さまへの情報提供を目的として作成したものであり、特定の投資信託等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
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