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投稿:2015年10月01日

【情報ご提供資料】 教えて!Q&A「2015年10月の注目イベントは?」(国・地域別)

【情報ご提供資料】 教えて!Q&A「2015年10月の注目イベントは?」(2015年9月30日)
: 三井住友アセット(PDF版はこちらをご覧ください。)



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「2015年10月の注目イベントは?」
2015年9月30日

 
Q:2015年10月の注目イベントは?
A:米国の利上げがスタートするか、日銀が追加緩和に踏み切るかが注目されます。中国の5中全会では、次期5カ年計画の方向性が示される予定です。

【ここがポイント】
<米国>
10月利上げの可能性を探る神経質な展開。2日の雇用統計に注目。
米国経済は明るさを増しており、年末に向け徐々に上向くと思われる。一方、中国経済の不透明感は払しょくされておらず、世界経済への目配りが必要な状況に大きな変化はない。海外景気の不透明感が強く、10月の利上げは見送られる公算が強いと見られる。ただ、9月と同様ぎりぎりまで判断を伸ばす可能性が高く、マーケットの変動性も高くなる可能性がある。

<欧州>
ユーロ圏の景気は中国の影響はあるが、内需が安定しており景気腰折れの可能性は低い。一方、エネルギー価格の下落から、低水準で推移しているCPIは再びマイナスに転じる可能性が高まる。前回ECBは世界経済の想定を下方修正したが、更なる修正余地が残る。10月の金融政策は据え置くと見られるが、年末から来年にかけて追加緩和の可能性が高まる。

<豪州・その他>
豪州準備銀行(RBA)は先月に引き続き、政策金利を据え置く見通し。主要新興国も現行政策を維持する見込み。
トルコは、金融引締めスタンスを継続し、トルコリラ安には為替介入で対処する姿勢。
ブラジルは、レアル安で物価高懸念は根強いものの、物価を落ち着かせるためには現行の金融政策を維持することが必要とのスタンス。
メキシコは、FOMCの後に会合を開くように日程を変更。今回は据え置く見通し。

<中国・アジア>
中国の景気は回復の方向性が見えづらく、統計で基調を確認する展開が続こう。特に19日の7-9月期GDPに注目。景況感が4-6月期よりも悪化していること、実体経済とのかい離が指摘される中で7%成長の維持は難しいと見られる。また、5中全会に注目。今回は第13次5カ年計画(2016-20年)が策定される。成長率も含め政策目標は、習近平体制としての政策指針を示すものであるだけに注目度は高く、政策期待につながる可能性がある。

<日本>
毎月勤労統計では消費の回復力を見通す上でさらに賃金が拡大しているかを確認したい。21日の訪日外客数も堅調であれば景気回復への期待は維持されよう。ただ、基調として内外需の弱さが続いており、7-9月期の実質GDP成長率は2四半期連続でマイナスとなる可能性がある。30日の日銀金融政策決定会合では、展望レポートで経済見通しを下方修正した上で、追加金融緩和に踏み切る可能性が高い。



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